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豪小売売上高、7月は前月比横ばい 減税効果薄く

ロイター / 2024年8月30日 12時30分

 8月30日、オーストラリア統計局が発表した7月の小売売上高は前月比横ばいで、伸び率は前月の0.5%から鈍化し、アナリスト予想の0.3%にも届かなかった。写真はシドニーで4月撮影(2024 ロイター/Jaimi Joy)

[シドニー 30日 ロイター] - オーストラリア統計局が30日発表した7月の小売売上高は前月比横ばいで、伸び率は前月の0.5%から鈍化し、アナリスト予想の0.3%にも届かなかった。

7月に大規模な減税が行われたが、まだ消費喚起につながっていないことが浮き彫りとなった。市場では次の政策変更は利下げになるとの見方が強まっている。

6月まではセールで売り上げは好調だったが、7月は消費者が節約志向に転じ、衣料品の販売や百貨店での売り上げが伸び悩んだ。

小売売上高は前年比では2.3%増えたが、人口が年間2.6%増加していることを踏まえると低い伸びにとどまった。前月は2.9%増。インフレ率や住宅ローン金利の高さが影響した。

項目別では衣料販売が前月比0.6%減、百貨店販売が0.5%減、外食・テイクアウトは0.2%減。増加したのは食品小売販売のみで0.2%増だった。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、アブヒジット・サーヤ氏は「全体として7─9月期の初めに個人消費に勢いがなかったことは明らかだ。まだ初期の段階だが、消費者は今回の減税で得た資金を急いで使うつもりはないとの当社の見方をおおむね強める内容となった」と指摘。

「現時点では当社の予測通り、豪準備銀行(RBA)が消費低迷を受けて来年第2・四半期よりも前に利下げするリスクが高まっている」と述べた。

7月に実施された大規模な減税では、平均的な賃金所得者が年間1500豪ドルを受け取る。

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