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日経平均は反発、ドル/円の落ち着きやイベント通過で安心感

ロイター / 2024年8月30日 15時56分

 8月30日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比285円22銭高の3万8647円75銭と、反発して取引を終えた。写真は2月、都内で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比285円22銭高の3万8647円75銭と、反発して取引を終えた。ドル/円が144円後半で安定してきたことや、米エヌビディアの決算を通過した安心感からハイテク株の一角に買い戻しが入った。

日経平均は25円高で寄り付いた後、小幅安に転じる場面もあったが、再びプラス圏に浮上。後場終盤に上げ幅を拡大し、前営業日比で一時307円高の3万8669円79銭で高値をつけた。半導体関連や電子部品などの主力ハイテク株が押し上げた。

8月の日本株は歴史的な急落や急騰で乱高下したが、月間では日経平均が1.16%、TOPIXが2.92%下落した。

SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「株価急落の引き金となっていた米景気後退懸念が杞憂に終わり、ファンダメンタルズに変化ないことが確認された」と話す。ポジション調整は一巡したものの、足元の日本株はドル安/円高基調に抑えられており、当面は3万8000円台で推移しやすいという。

東証株価指数(TOPIX)は4日続伸し、0.73%高の2712.63ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.73%高の1396.08ポイントだった。東証33業種では、値上がりが非鉄金属、海運、卸売、サービスなど25業種、値下がりが精密機器、小売など8業種だった。

プライム市場の売買代金は5兆1924億2800万円。前日まで8営業日連続で3兆円台となっていたが、引けにかけて大商いとなった。市場では、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の銘柄入れ替えなどのリバランスで注文が集中したとの見方があった。

アドバンテスト、ディスコが3%超高となったほか、TDK、太陽誘電、村田製作所などアップル関連が2─4%超高。半面、テルモ、ニトリホールディングス、イオンはさえなかった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.14%高の669.01ポイントと、反発した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1107銘柄(67%)、値下がりは474銘柄(28%)、変わらずは65銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 38647.75 +285.22 38388.04 38,316.87─38,669.79

TOPIX 2712.63 +19.61 2695.80 2,695.63─2,714.98

プライム市場指数 1396.08 +10.08 1388.56 1,387.38─1,397.22

スタンダード市場指数 1250.16 +8.87 1243.74 1,243.23─1,250.66

グロース市場指数 853.76 +9.07 846.78 846.47─853.76

グロース250指数 669.01 +7.52 663.14 662.81─669.01

東証出来高(万株) 200507 東証売買代金(億円) 51924.28

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