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中国の航空大手、上期は赤字 国際線伸び悩み 国内は供給過剰

ロイター / 2024年8月30日 17時30分

中国の大手国有航空会社の上期決算は赤字となった。国際線の旅客が予想ほど回復しなかったほか、国内の供給過剰や世界的な航空輸送能力の回復に伴う競争激化が重しとなった。写真は中国国際航空機。5月にキューバ・ハバナの空港で代表撮影(2024年 ロイター)

[北京 30日 ロイター] - 中国の大手国有航空会社の上期決算は赤字となった。国際線の旅客が予想ほど回復しなかったほか、国内の供給過剰や世界的な航空輸送能力の回復に伴う競争激化が重しとなった。

大手3社である中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空が通期で最後に純利益を計上したのは新型コロナウイルス流行前の2019年。

中国国際航空が29日発表した上期の純損失は27億8000万元(3億9200万ドル)で、前年同期の34億5000万元から縮小した。

中国南方航空の上期の純損失は12億3000万元。前年同期の29億元から縮小した。第1・四半期は7億6000万元の黒字だった。

中国東方航空は先月、上期の赤字が最大29億元に達すると予想した。30日に決算を発表する。

中国国際航空は、国際線の旅客が上期に増加し、19年の新型コロナ流行前の水準の80%を超えたと表明。ただ北米路線の回復は鈍いとしている。

航空データ会社のシリウムとバリフライトによると、米中路線の運航本数は19年の約2割。政治的な問題や需要の低迷が背景にある。

中国国際航空は「国際路線が完全に再開していないため、ワイドボディー(広胴)機が国内線で使用され、供給過剰が激化している」と述べた。

中国発のフライトは23年初めの新型コロナ規制解除以降、増加しているものの、中国経済の低迷や国内旅行の拡大が影響し、海外旅行の回復ペースは市場予想を下回っている。

シリウムのデータによると、7月の中国発の国際線の本数は19年7月比で23%減少。国内便の本数は15%増加した。

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