ブラジル最高裁、Ｘサービス再開前に罰金500万ドル超の納付要求

　ブラジル最高裁のデモラエス判事は９月２７日、イーロン・マスク氏の率いるＸ（旧ツイッター）が国内サービスの再開許可を得るには、滞納罰金と追加で課す罰金を事前に納付する必要があるとの判決を言い渡した。８月３０日、ブラジリアで撮影（２０２４年　ロイター/Ueslei Marcelino）

［サンパウロ　２７日　ロイター］ - ブラジル最高裁のデモラエス判事は２７日、イーロン・マスク氏の率いるＸ（旧ツイッター）が国内サービスの再開許可を得るには、滞納罰金と追加で課す罰金を事前に納付する必要があるとの判決を言い渡した。

これまでの滞納罰金は１８３０万レアル（３４０万ドル）に上る。また、デモラエス判事が２７日に新たに課した罰金は１０００万レアル（１８０万ドル）で、これはＸが前週、一部のユーザーに限って短期間ながらサービスを再開したことに関連したもの。２７日の判決により、Ｘはサービス再開許可に先だって計５００万ドル超の罰金納付が必須となった。

Ｘに近い人物によると、Ｘは罰金を全額支払う可能性が高い。ただ、１０００万レアルの追加罰金に対する異議申し立ては検討する可能性がある。

Ｘは最近、最高裁に書面を提出し、偽情報拡散を阻止する命令に既に従っていると説明し、国内での接続遮断措置の解除を要請していた。