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ブラジル6-8月期失業率は6.6% 予想以上に改善

ロイター / 2024年9月30日 13時33分

9月27日、ブラジル地理統計院(IBGE)が発表した6―8月期の失業率は6.6%となり、統計を開始した2012年以降で最低を記録した。ロイター調査のエコノミスト予想(6.7%)以上に改善した。前期(3―5月期)は7.1%だった。写真は2018年2月、サンパウロで撮影(2024年 ロイター/Paulo Whitaker)

[サンパウロ 27日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が27日発表した6―8月期の失業率は6.6%となり、統計を開始した2012年以降で最低を記録した。ロイター調査のエコノミスト予想(6.7%)以上に改善した。前期(3―5月期)は7.1%だった。

活況を呈するブラジルの労働市場の堅調ぶりが示された。

失業者数は前期比6.5%減の730万人。雇用者総数は1.2%増の1億0250万人で、統計開始以降で最高となった。

平均賃金は0.6%増の3228レアル(593.88ドル)だった。

一方、8月の正規雇用者数は差し引きで23万2513人増え、増加幅はロイター調査のエコノミスト予想の22万7662人を上回った。

ブラジル中央銀行のディレクター、ディオゴ・ギレン氏はサンパウロでの会合で「全ての指標は労働市場の需給引き締まりを示している」と述べた。

ブラジルの失業率は過去1年間、記録的な低水準で推移している。政府はこうした状況を歓迎しているが、物価上昇圧力を高める要因になると懸念する見方も多い。

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