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米カリフォルニア州知事、AI規制法案への署名を拒否

ロイター / 2024年9月30日 13時57分

 9月29日、米カリフォルニア州のニューサム知事は、州議会が可決した人工知能(AI)規制法案の成立に必要となる署名を拒否した。写真は2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

David Shepardson Anna Tong

[ワシントン/サンフランシスコ 29日 ロイター] - 米カリフォルニア州のニューサム知事は29日、州議会が可決した人工知能(AI)規制法案の成立に必要となる署名を拒否した。IT業界は法案に反発し、成立した場合には同州で急成長しているAI関連企業が州外へ流出し、技術革新を阻害することになると警告していた。

ニューサム氏は、法案は「AIシステムがリスクの高い環境で導入されるかどうか、極めて重要な意思決定に関係しているかどうか、機密性が高いデータを扱うかどうかを考慮していない」と指摘。「大規模なシステムで導入する限り、最も基本的な機能にさえ厳しい基準」を適用することになるとして難色を示した。

その上でカリフォルニア州が「実証的で科学的根拠に基づいた軌道解析の開発」に焦点を当てた「実行可能な規制の導入」が可能になるように、生成AIの中心的な専門家らに協力を要請したことを明らかにした。また、州政府機関に対してAIの使用が大惨事を招くリスクの評価を拡張するよう命じた。

ニューサム氏と同じ民主党所属で、法案を提出したスコット・ウィーナー州上院議員はAIが発展して扱いにくくなったり、制御不能になったりする前に一般市民を保護するための立法が必要だと指摘していた。

ウィーナー氏は29日、署名拒否はカリフォルニア州の安全性を低下させて「極めて強力な技術の創造を目指す企業は、拘束力のある規制に直面しない」ことを意味すると反発した。

米連邦議会ではAIを規制する法案の審議が停滞しており、バイデン政権は規制当局によるAIの監督に関する提案の検討を進めている。

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