韓国中銀総裁、利下げの可能性コメントせず 政府施策の影響焦点

　９月３０日、韓国銀行（中央銀行）の李昌ヨン総裁は、来週の利下げの可能性を質問された際、家計債務抑制を目指した最近の政府施策の影響について金融通貨委員会で話し合う必要があると述べた。写真はワシントンで２０２３年４月撮影（２０２４年　ロイター/Elizabeth Frantz）

[ソウル ３０日 ロイター] - 韓国銀行（中央銀行）の李昌ヨン総裁は３０日、来週の利下げの可能性を質問された際、家計債務抑制を目指した最近の政府施策の影響について金融通貨委員会で話し合う必要があると述べた。

記者団に対し「この件に関しては会合で話すのが適切だと思うので、きょうはコメントしない」と述べ、来月と再来月の連続利下げの可能性についてもコメントを避けた。

内需を支えるための利下げに市場の期待が高まる中、ある委員会メンバーは先週、政府の措置が徐々に効果を発揮する見込みだと述べる一方、別のメンバーは、利下げの可能性は高まっているものの、より多くのデータを確認する必要があると語っている。

次回の金融政策決定会合は１０月１１日に開かれる。