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米国株式市場=S&P・ダウ最高値、FRB議長発言受け一時下落も

ロイター / 2024年10月1日 7時1分

 9月30日、米国株式市場は、S&P総合500種が小反発し終値で最高値を更新した。ニューヨーク証券取引所で18日撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

Caroline Valetkevitch

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種が小反発し終値で最高値を更新した。ただ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が追加利下げを急がない姿勢を示したことを受け、一時下落する場面もあった。

ダウ工業株30種も終値で最高値を更新。主要株価3指数はいずれも上昇し、四半期および月間でもプラスとなった。

パウエル議長は30日、経済が予想通り推移すれば、年内にさらに2回、合計50ベーシスポイント(bp)の追加利下げを実施するという見通しを示した。

ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は「実際に経済のソフトランディング(軟着陸)は起こり得る」と語った。

CMEのフェドウオッチによると、市場が織り込む11月の50bp利下げ確率は35%と、パウエル議長の講演前の約37%、前週末27日の53%から低下した。

月間ではS&Pは2%上昇し、9月として2013年以来の好調なパフォーマンスとなった。上昇は5カ月連続。

四半期ベースではS&Pが5.5%高、ナスダックが2.6%高、ダウが8.2%高となった。

S&Pはパウエル議長の発言を受けて下げ幅を拡大する場面もあったが、引けにかけて回復した。ストラテジストは、四半期末の動きが終盤の相場を支える一因になった可能性があると指摘する。

ダラーハイド氏は「四半期末にはモメンタム取引とウィンドウドレッシングが見られ、株式の勝ち組を買って負け組を売る動きがある」と語った。

LPLファイナンシャルのチーフグローバルストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は、FRBは11月の会合までにさらに多くのデータを精査することになると指摘した。

個別銘柄では薬局チェーン・薬剤給付管理(PBM)大手CVSヘルスが2.4%上昇。ヘッジファンドのグレンビュー・キャピタル・マネジメントがCVSの幹部らと面会し、業務改善策を提案すると報じられた。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.06対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は126億4000万株。直近20営業日の平均は119億3000万株。

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