独GDP、第3四半期+0.2% 予想外の拡大で景気後退回避
ロイター / 2024年10月30日 21時19分
By Maria Martinez
[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が30日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.2%拡大した。政府支出と家計支出に支えられ予想外に増加した。
政府支出と家計支出に支えられ、「テクニカル・リセッション(景気後退)」と見なされる2四半期連続のマイナス成長を回避した。
アナリストは0.1%の縮小を予想していた。
アウフホイザー・ランプのチーフエコノミスト、アレクサンダー・クルーガー氏は「ドイツ経済は多くの構造的な課題を抱えているが、回復の兆しが見え始めている」と述べ、「消費者が警戒をやや緩めたことによるものだ」と分析した。
一方で、成長見通しは非常に弱く、極めて緩やかなペースにとどまっているとも指摘した。
第2・四半期のGDPは0.1%減から0.3%減に下方改定された。
ハーベック経済相は「必要水準には程遠いが少なくとも一筋の希望の光」とし、国内経済は以前の予想より力強く予想されたテクニカル・リセッションは回避されたと述べた。
INGのエコノミスト、カルステン・ブレゼスキ氏は「テクニカル・リセッションにはならなかったが経済はコロナ禍が始まった当初とほとんど変わらない規模だ」と述べた。
連邦雇用庁が同日発表した10月の失業者数は季節調整済みで2万7000人増の286万人となった。アナリストは1万5000人の増加を予想していた。
季節調整済みの失業率は6.1%で横ばいだった。
同庁は「労働市場の秋の好転は、今年はほとんど実現しなかった」と指摘した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1セブン「上げ底疑惑」で社長発言がマズすぎた理由 言い方や、他企業との比較も悪手でしかなかった
東洋経済オンライン / 2024年10月31日 18時10分
-
2令和のバーキン? 今年も人気 ユニクロの1990円バッグ、秋冬向けに改良も「在庫ほとんどない」
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月31日 11時20分
-
3三菱電とアイシン、EV部品の合弁設立を撤回 業務提携に切り替え
ロイター / 2024年10月31日 15時22分
-
4《胸丸出しショット投稿で出禁処分》「許されることのない不適切な行為」しゃぶしゃぶチェーン店『木曽路』が投稿女性に「来店禁止通告」していた
NEWSポストセブン / 2024年10月31日 16時15分
-
5富士通、間接部門の幹部に早期退職募集…組織再編で余剰人員を削減
読売新聞 / 2024年10月31日 20時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください