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ユーロ圏GDP、第3四半期は前期比+0.4% 予想の2倍の伸び

ロイター / 2024年10月30日 20時49分

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が30日発表した第3・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は、前期比0.4%増加し、アナリスト予想(0.2%増)を上回る伸びとなった。フランクフルトの金融街で2019年撮影。(2024年 ロイター/Kai Pfaffenbach/File Photo)

Balazs Koranyi

[フランクフルト 30日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が30日発表した第3・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は、前期比0.4%増加し、アナリスト予想(0.2%増)を上回る伸びとなった。

しかし工業部門はリセッション(景気後退)に陥り、個人消費もほとんど伸びておらず、依然として弱さが残ることが示された。

前年同期比では0.9%増と、第2・四半期の0.6%から加速した。通年では1%弱となるペースで、潜在成長率を下回っている。

第3・四半期はドイツのGDPが前期比0.2%増と予想外に拡大し、景気後退を回避したことが最大のサプライズだった。フランスとスペインも市場予想を上回る伸びを記録した。

非ユーロ圏加盟国を含むEU全体のGDPは前期比0.3%増と、第2・四半期の0.2%から小幅拡大した。

INGのエコノミスト、カルステン・ブレゼスキ氏はドイツについて「経済が依然停滞していることに変わりはない」と指摘。破産件数の増加や個別企業の雇用再編の発表など危うい兆候がみられると述べた。

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