マイクロソフト、10─12月はクラウド事業減速・AI支出拡大へ
ロイター / 2024年10月31日 8時59分
Deborah Mary Sophia Aditya Soni Anna Tong
[30日 ロイター] - 米マイクロソフトは30日、第2・四半期(10─12月)に人工知能(AI)への支出が拡大する一方、クラウド事業「Azure(アジュール)」の成長は減速するとの見通しを示した。
同社株は引け後の時間外取引で当初の高値から下げに転じ、3.6%安となった。第1・四半期(7─9月期)決算は売上高と利益がともに市場予想を上回った。
ブレット・アイバーセン副社長(IR担当)は、今年度後半までAI能力の制約に対応できないとの見通しを改めて示した。
第2・四半期のアジュールの売上高は31─32%増と見込み、ビジブル・アルファがまとめた市場予想(32.25%)を下回った。第1・四半期は33%増で、市場予想(32%増)をやや上回った。
アジュールの成長に対するAIの寄与度は12%ポイント。前期は11%ポイントだった。
マイクロソフトはAIインフラ構築やデータセンター拡張に多額の投資をしてきた。
第1・四半期の設備投資額は前期の190億ドルに対し5.3%増の200億ドルと、ビジブル・アルファが集計した市場予想の192億3000万ドルを上回った。
ビジブル・アルファによると、アナリストはマイクロソフトの今年度の設備投資が800億ドルを超えると予想している。前年度比では300億ドル超の増加になる。
DAダビッドソンのテクノロジーリサーチ責任者、ギル・ルリア氏は「マイクロソフトは勝てないかもしれない設備投資戦争をエスカレートさせている。同社の投資額は非常に高く、フリーキャッシュフローの大きな足かせとなった。今後の利益率にも非常に大きな足かせとなるだろう」と述べた。
第1・四半期の売上高は16%増の656億ドル。LSEGがまとめたアナリストの予想平均は645億ドルだった。1株当たり利益は3.30ドル、アナリスト予想は3.10ドルだった。
業務用ソフト「オフィス」、「365コパイロット」、AI・音声技術サービスなどを手がけるプロダクティビティー部門の売上高は283億ドル。
基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」や「サーフェス」端末、ゲーム製品・サービスを含むパーソナル・コンピューティング部門の売上高は17%増の132億ドルだった。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1セブン「上げ底疑惑」で社長発言がマズすぎた理由 言い方や、他企業との比較も悪手でしかなかった
東洋経済オンライン / 2024年10月31日 18時10分
-
2令和のバーキン? 今年も人気 ユニクロの1990円バッグ、秋冬向けに改良も「在庫ほとんどない」
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月31日 11時20分
-
3三菱電とアイシン、EV部品の合弁設立を撤回 業務提携に切り替え
ロイター / 2024年10月31日 15時22分
-
4《胸丸出しショット投稿で出禁処分》「許されることのない不適切な行為」しゃぶしゃぶチェーン店『木曽路』が投稿女性に「来店禁止通告」していた
NEWSポストセブン / 2024年10月31日 16時15分
-
5富士通、間接部門の幹部に早期退職募集…組織再編で余剰人員を削減
読売新聞 / 2024年10月31日 20時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください