北朝鮮がＩＣＢＭ発射か、午前8時半すぎに北海道西方沖に落下と防衛省推定

　海上保安庁は１０月３１日、防衛省の情報として、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表した。写真は北朝鮮の国旗。北京で２０１０年５月撮影（２０２４年　ロイター／Jason Lee）

Nobuhiro Kubo

［東京／ソウル　３１日　ロイター］ - 日本の防衛省は３日、北朝鮮が同日朝に発射した弾道ミサイルについて、午前８時３６分ごろに北海道奥尻島の西方約３００キロの排他的経済水域（ＥＥＺ）外の日本海に落下するもようと発表した。韓国聯合ニュースは、大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）の可能性があると伝えている。

防衛省によると、北朝鮮は午前７時１１分ごろに内陸部から北東へ少なくとも１発の弾道ミサイルを発射。韓国合同参謀本部は、平壌付近から意図的に高い角度で発射したと発表した。

石破茂首相は官邸で記者団に対し、現時点で被害の情報はないと説明した上で、国家安全保障会議（ＮＳＣ）を開くこと明らかにした[P8N3LN0CD]。

北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは９月１８日以来。

韓国の金龍顕国防相は３０日、米オースティン国防長官との会談後、米大統領選が行われる１１月５日前後に北朝鮮がＩＣＢＭの発射実験もしくは新たな核実験を実施する可能性があるという見方を示した。