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トルコ大統領、来年さらなる利下げ予想 「金利低下でインフレ鈍化」

ロイター / 2024年12月30日 13時27分

 トルコのエルドアン大統領は28日、今週2.5%利下げを決定した中央銀行が来年さらに利下げするとの見通しを示した。アゼルバイジャン・バクーで11月撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)

[アンカラ 28日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は28日、今週2.5%利下げを決定した中央銀行が来年さらに利下げするとの見通しを示した。

トルコ中銀は26日、金融政策委員会の会合で政策金利2.5%引き下げ47.5%とした。同中銀はリラ安、インフレ高進に対応し1年半にわたり引き締め政策を取っていた。

エルドアン大統領は北西部ブルサで与党公正発展党(AKP)の党員に「経済計画における優先事項はインフレ率を下げることだ。金融政策に加え、われわれが使える他の手段を活用し、インフレ率をしかるべきレベルまで低下させたい」と述べた。

「間違いなく金利引き下げが始まる。2025年は節目的な年になるだろう。金利が下がることでインフレ率が下がる。われわれはこのステップを踏む。これは今やわれわれにとって不可欠なことだ」と語った。

エルドアン氏はかつて金利を「最大の敵」と表現し、非伝統的な金融政策を志向し中銀にも圧力をかけていたが先月、金利とともにインフレ率も低下すると述べた。

ロイター調査によると、25年末時点の政策金利は予想中央値で約28.5%、予想レンジは25─33%となっている。

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