ソフトバンクＧが連日の新高値、コロナ関連会社設立も材料視

　７月３０日、ソフトバンクグループが連日の年初来高値更新。同社は２９日、新型コロナウイルスの唾液ＰＣＲ検査を低価格・高頻度で提供するため、子会社「新型コロナウイルス検査センター」を設立したと発表、これも材料視されている。写真は２０１７年７月、東京で撮影（２０２０年　ロイター/Issei Kato）

［東京　３０日　ロイター］ - ソフトバンクグループ<9984.T>が連日の年初来高値更新。同社は２９日、新型コロナウイルスの唾液ＰＣＲ検査を低価格・高頻度で提供するため、子会社「新型コロナウイルス検査センター」を設立したと発表、これも材料視されている。

検査によるクラスターの抑制、早期発見、拡大防止について国立国際医療研究センターと共同研究を進めるために協議している。まずはソフトバンクグループ従業員を対象に試験的に検査を始め、福岡ソフトバンクホークスの選手にも提供していく。さらに、検査を希望する自治体や法人向けに実費負担のみで検査を提供できる環境整備を検討する。

一方、直近の信用残は、売りが約１０１３万株、買いが約８３１万株、信用倍率は０．８２倍と売り残が上回っているなど、好需給も注目されている。