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エアバス、第2四半期は予想上回る営業赤字 A350型機減産へ

ロイター / 2020年7月30日 16時17分

7月30日、欧州の航空機大手エアバスは、大型旅客機「A350」の生産をさらに削減する方針を示した。仏ナント近郊のエアバス施設で2日撮影(2020年 ロイター/Stephane Mahe)

[パリ 30日 ロイター] - 欧州の航空機大手エアバス は30日、大型旅客機「A350」の生産をさらに削減する方針を示した。同時に発表した第2・四半期決算では予想を上回る赤字を計上。新型コロナウイルスの流行が響いた。

第2・四半期は、新型コロナ危機で航空機の納入が減り、フリーキャッシュフロー(合併・買収とカスタマーファイナンスを除く)が44億ユーロの赤字となった。下期はキャッシュの流出を防ぎたいとしている。

第2・四半期決算の営業損益(調整後)は12億2600万ユーロ(14億4000万ドル)の赤字。売上高は55%減の83億1700万ユーロだった。

同社がまとめた市場予想は10億2700万ユーロの赤字。売上高の予想は85億5200万ユーロだった。

新型コロナ危機に関連して9億ユーロの評価損を計上した。

A350の生産は月産5機に削減した。4月にも月産9.5機から6機に減産していた。

同社は新型コロナ危機への対応で人員の11%に相当する1万5000人を削減する方針。今後2年間の生産は危機前の水準を40%下回る見通し。

今後12億ー16億ユーロをリストラ費用として計上するとの見通しも示した。

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