ドイツ第2四半期GDP-10.1%、統計開始以来最悪 景気後退
ロイター / 2020年7月30日 20時9分
7月30日、ドイツ連邦統計庁が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済みで前期比10.1%減となった。写真は3月19日、ベルリンで撮影(2020年 ロイター/Annegret Hilse)
[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済みで前期比10.1%減となった。新型コロナウイルスのパンデミックで個人消費、企業投資、輸出が大打撃を受け、予想以上の落ち込みとなった。
連邦統計庁によると、10.1%のマイナスは、四半期GDP統計を取り始めた1970年以来、最大。約10年にわたる景気拡大が吹き飛んだ。
季節調整済みの前年比では11.7%減だった。
ロイターがまとめたアナリスト予想は、季調済み前期比9.0%減、季調済み前年比11.3%減だった。
第1・四半期はマイナス2.0%に改定された。
デカバンクのエコノミスト、アンドレアス・ショイルレ氏は「これで公式に世紀のリセッションとなった」と指摘。
これまで株式市場や石油価格が急落しても起こらなかった100年に一度あるかないかのリセッションが、新型コロナという小さなウイルスによって引き起こされたと述べた。
第2・四半期は財・サービスの輸出・輸入に加え、家計支出や設備投資も落ち込んだ。政府支出はプラスとなった。
コメルツ銀の首席エコノミスト、イエルク・クレーマー氏は回復は既に4月末に始まっているとし、第3・四半期は力強い生産増になる可能性を指摘。「ただドイツ経済がコロナ禍前の水準に戻るのは長い道のりだという事実に変わりはない」と述べた。
*内容を追加しました。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
11時間半の山越えバスが“タダ”!? 岐阜山間部の2大都市を結ぶ無料シャトルバス運行
乗りものニュース / 2025年1月15日 14時12分
-
2「来週会合で利上げ判断」=米新政権政策、賃上げ注視―植田日銀総裁
時事通信 / 2025年1月15日 16時8分
-
3裏切られた気持ちでいっぱいです…月収25万円・65歳サラリーマン、毎年「ねんきん定期便」を必ずチェック、年金月19万円のはずが「初めての年金振込日」に知った衝撃事実に撃沈
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月15日 8時15分
-
4悪質なデータ復旧事業者「レスキュー商法」の手口 多発する「納得できない作業結果と費用請求」
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時0分
-
5《三菱UFJ銀行》10億円を奪った元行員・今村由香理(46)の夫は“4.5億円資産家”だった 駐車場収入も「奥さんが徴収に来ていましたよ」
文春オンライン / 2025年1月15日 16時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください