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仏トタル、第2四半期は96%減益 配当は据え置き

ロイター / 2020年7月30日 18時56分

 7月30日、フランスの石油大手トタルが発表した第2・四半期決算は、純利益が96%減の1億2600万ドルとなった。市場予想は上回った。写真は4月22日、リュエイ=マルメゾンで撮影(2020年 ロイター/Charles Platiau)

[パリ 30日 ロイター] - フランスの石油大手トタル が発表した第2・四半期決算は、純利益が96%減の1億2600万ドルとなった。市場予想は上回った。同社は配当を据え置く方針を示した。

大手石油会社は、新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウン(都市封鎖)と燃料需要の激減で大きな打撃を受けているが、一部の企業ではトレーディング部門が市場のボラティリティーで利益を上げている。

リフィニティブがまとめた市場予想は5億2000万ドル前後の赤字だった。

トタルは、営業キャッシュフローが44%減の34億7000万ドルとなったと表明。調整後の純損益は黒字で、負債の管理はできているという。

パトリック・プヤンネ会長兼最高経営責任者(CEO)は、手元資金や支出削減を通じて、配当を1株0.66ユーロに据え置くことが可能だと表明。北海ブレント が1バレル=40ドルで推移すれば、この配当水準を維持できると述べた。

同CEOは「特にトレーディング業務が好調だった。当社の統合モデルの重要性が改めて示された」と述べた。

ただ同社は「新型コロナ後の世界経済の回復規模・ペースは不透明で、原油を取り巻く不安定な環境が続いている」とも表明した。

同社の第2・四半期の石油・ガス生産は4%減の日量285万石油換算バレル。

通年の生産予想を日量295万ー300万石油換算バレルから日量290万ー295万石油換算バレル前後に下方修正した。

2020年の設備投資計画は150億ドルから140億ドルに引き下げた。

30日のトタル株は0.8%安で取引を開始。0714GMT(日本時間午後4時14分)現在、横ばいで推移している。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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