EU、鳥インフルウイルスの変異追跡 ヒトへの感染リスク拡大で
ロイター / 2025年1月30日 12時12分
1月29日、欧州疾病予防管理センター(ECDC)と欧州食品安全機関(EFSA)は、高病原性鳥インフルエンザウイルスの変異を追跡調査していると公表した。写真は鳥インフルエンザのラベルの貼られた試験官とEUの旗。ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで昨年6月撮影(2025 ロイター/Dado Ruvic)
[29日 ロイター] - 欧州疾病予防管理センター(ECDC)と欧州食品安全機関(EFSA)は29日、高病原性鳥インフルエンザウイルスの変異を追跡調査していると公表した。遺伝子解析とヒトの感染事例研究に基づいた、鳥インフルエンザウイルスによる現在のリスクについて勧告も行った。
鳥インフルでは近年、世界中で数億羽の鳥が死んでいるほか、哺乳類に感染が広がり、ヒトからヒトへの感染が懸念されている。
米国では今週、カリフォルニア州のアヒル農場でH5N9型鳥インフルエンザウイルスへの大量感染が初めて確認された。ここ数年、最も大きな被害を出しているのはH5N1型で、H5N9型の感染事例は少ない。
ECDCによると、同機関の専門家は鳥インフルエンザウイルスがヒトに感染する可能性を高める恐れのある34の遺伝子変異を特定した。ECDCとEFSAは遺伝子の突然変異、すなわちウイルス間の遺伝子物質の混合や、都市化などの人間の生活環境の変化が動物からヒトへのウイルス感染のリスクを増大させると指摘している。
EFSAは感染の可能性のある動物とヒトの両方を監視し、家禽類へのワクチン接種を行うとともに、流行拡大の抑制に一層注意を払うよう呼びかけている。
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