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ドイツ銀行、第4四半期は予想以上の減益 コスト削減目標撤回

ロイター / 2025年1月30日 17時9分

 1月30日、ドイツ銀行が発表した2024年第4・四半期決算と通期決算はともに予想以上の減益となった。写真は同行のロゴ。2022年12月、ベルギー・ブリュッセルで撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)

[フランクフルト 30日 ロイター] - ドイツ銀行が30日発表した2024年第4・四半期決算と通期決算はともに予想以上の減益となった。

グローバル投資銀行部門が増収となったものの、訴訟の引当金や事業再編費用が重しとなった。

コスト削減目標を撤回し、25年のコスト・インカム・レシオ(経費率)目標を62.5%未満から65%未満に変更したことを明らかにした。事業に投資する方針。

7億5000万ユーロ相当の自社株買いの承認を得たことも明らかにした。

第4・四半期の株主帰属純利益は1億0600万ユーロ(1億1043万ドル)。前年同期は12億6000万ユーロ、市場予想は約3億8000万ユーロだった。

通期の利益は27億ユーロ。前年は42億1000万ユーロ、市場予想は約30億ユーロだった。

第4・四半期は、ポーランドの外貨建て融資を巡る訴訟に関連して3億ユーロ以上の引当金を計上したほか、事業再編費用・退職費用として3億ユーロ近くを計上した。

投資銀行部門は30%の増収。予想の20%増収を上回った。

ポストバンクを含むリテール部門は1%減収で予想と一致。法人向け金融部門は2%の減収。市場予想は4%の減収だった。

投資銀行部門では、債券・為替トレーディング業務が26%の増収。予想の12%増収を上回った。

オリジネーション・アドバイザリー業務は71%の増収。予想は54%の増収だった。

クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)は一連の野心的な利益目標とコスト削減目標の達成を目指しているが、一部のアナリストは全ての目標を達成するのは難しいと指摘している。

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