オリエンタルランド、4─12月期4.7％の営業減益 人件費など増加

［東京　３０日　ロイター］ - オリエンタルランドが３０日発表した２０２４年４ー１２月期の連結営業利益は、前年同期比４.７％減の１３４９億円だった。新エリアを開業したことなどに伴いコストが増加。商品・飲食の原価率や人件費が膨らみ、来園者１人当たりの収入増では吸収しきれなかった。

売上高は５０５１億円と同８．３％増加した。来園者数は前年同期とほぼ横ばいだった。

２５年３月期の連結営業利益見通しは、１７００億円の従来予想を据え置いた。ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１７人のコンセンサス予想の平均２０１４億円を下回った。

第３・四半期（１０─１２月期）は１０月時点の想定に対して順調に推移し、売上高、営業利益とも過去最高だった。第４・四半期（１─３月期）も集客施策の実施などで来園者の増加を見込む。飲食の販売収入は減少を予想する一方、指定時間に施設を利用できる有料サービスの好調が続くとみている。