米下院中国特別委がエヌビディア製半導体の輸出規制要請、ディープシーク巡り
ロイター / 2025年1月31日 7時33分
1月30日、米下院中国特別委員会の指導部がトランプ政権に対して、中国の新興人工知能(AI)企業ディープシークが利用しているとされるエヌビディア製半導体の輸出規制を検討するよう要請した。写真はディープシークの画面。28日撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)
[ワシントン 30日 ロイター] - 米下院中国特別委員会の指導部がトランプ政権に対して、中国の新興人工知能(AI)企業ディープシークが利用しているとされるエヌビディア製半導体の輸出規制を検討するよう要請した。
同委員会委員長で共和党のジョン・ムーレナー議員と民主党筆頭委員のラジャ・クリシュナムルティ議員が29日付けでマイケル・ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)に送った書簡の内容が、30日明らかになった。
両議員は書簡で、トランプ大統領が「戦略的な敵対勢力に関連した情勢」に照らして商務省と国務省主導で米国の輸出管理制度を徹底的に見直すよう指示した点に言及。「この見直しの一環として、エヌビディアの『H20』や同規格を輸出管理の対象にする国家安全保障上のメリットを考慮してほしい」と述べた。
また両議員は、ディープシークが最近公表したAIモデルにはエヌビディアのH20が大量に使われており、このH20は現時点では米国の輸出管理対象になっていないと指摘した。
この記事に関連するニュース
-
中国発DeepSeekの戦略思考に、輸出規制一辺倒のアメリカは勝てるのか【トランプ2.0】
ニューズウィーク日本版 / 2025年1月29日 16時7分
-
米上院超党派議員、パナマ運河への中国の影響力に懸念
ロイター / 2025年1月29日 10時57分
-
中国AI、米国製追い上げ=低コストで同等性能、競争激化
時事通信 / 2025年1月28日 8時57分
-
トランプ米大統領、米国第一の通商政策発表、安全保障脅かす輸入の調査など指示(米国、中国、ロシア、メキシコ、カナダ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月22日 14時45分
-
米がAI半導体輸出規制強化へ、同盟国優遇の階層化 中国反発
ロイター / 2025年1月14日 1時40分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください