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ブラックストーン、10─12月手数料収入が過去最高 商用不動産回復期待

ロイター / 2025年1月31日 8時31分

 1月30日、米大手投資会社ブラックストーンが発表した2024年第4・四半期決算は、分配可能利益が前年同期比56%増の22億ドルで、特にM&A(企業の合併・買収)の活発化を背景に手数料関連収入が76%増の18億4000万ドルと過去最高を記録した。写真は、同社本社の看板。2021年11月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)

Manya Saini

[30日 ロイター] - 米大手投資会社ブラックストーンが30日発表した2024年第4・四半期決算は、分配可能利益が前年同期比56%増の22億ドルで、特にM&A(企業の合併・買収)の活発化を背景に手数料関連収入が76%増の18億4000万ドルと過去最高を記録した。

1株当たり分配可能利益は1.69ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想は1.46ドルだった。

第4・四半期の資金流入額は575億ドル、年間では1715億ドルに上った。

金利低下やトランプ政権の誕生、経済的な不確実性の後退が世界的なM&Aの復活につながり、ここ数カ月は北米地域がM&A活動を主導している。

スティーブ・シュワルツマン最高経営責任者(CEO)は「利益の伸びが急加速した。当社事業の重要なけん引役となる資金流入、投資活動、収益実現化という要素全てがこの2年半で最高に達した。今年に入って、当社は著しい勢いを示している」と述べた。

一方、ジョナサン・グレイ社長は「われわれは商業用不動産の持続的な回復が進行中だとの確信を維持している」と強調した。

高金利とコロナ禍後の需要低迷で急激に落ち込んだ商業用不動産市場の持ち直しは、このセクター向け投融資を巡る損失に苦しんできた金融機関にとって朗報となりそうだ。

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