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FCAが新型コロナ対応で幹部ら給与削減、GM・フォードに続き

ロイター / 2020年3月31日 10時30分

 3月30日、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がもたらした「痛みを分かち合う」ために、世界中の上級幹部と従業員の給与を削減する。2018年5月、米ミシガン州のオーバーンヒルズで撮影(2020年 ロイター/Rebecca Cook)

[30日 ロイター] - 欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がもたらした「痛みを分かち合う」ために、世界中の上級幹部と従業員の給与を削減する。マイク・マンリー最高経営責任者(CEO)が社員に宛てたメモをロイターが確認した。

マンリー氏は4月1日から3カ月間、給与の50%削減に応じる。ジョン・エルカン会長と取締役会の役員は、これから今年いっぱい報酬を受け取らない。従業員は給与の20%削減を求められる。

同氏はメモで「会社の財務健全性を守ることはすべての人の責任で、当然、私自身と FCA経営陣から始める」と述べた。 

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM) は先週、北米工場の操業停止を無期限で延長し、手元資金の確保に向け、従業員と幹部の給与を削減するとともに、一部の製品開発を停止する計画を明らかにした。メアリー・バーラCEOと最高財務責任者(CFO)は社内ビデオで従業員に向け、同社の長期的な存続には「厳しい措置」が必要だと強調した。

同様にフォード・モーター も、上級幹部の給与を一時的に削減する方針をすでに示している。

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