米フォード、北米工場の再開延期 新型コロナ巡る懸念で

米自動車大手フォード・モーターは３１日、従業員の安全に配慮し、新型コロナウイルス流行で休止している北米工場の操業再開を遅らせると明らかにした。カリフォルニア州カールスバッドで２０１４年１１月撮影（２０１９年　ロイター/Mike Blake）

［３１日　ロイター］ - 米自動車大手フォード・モーター は３１日、従業員の安全に配慮し、新型コロナウイルス流行で休止している北米工場の操業再開を遅らせると明らかにした。再開の日程は今後追って発表するとした。

フォードは先週、早ければ４月６日にも一部工場の操業を再開する方針を示していた。

しかし、ミシガン州イプシランティの工場では４月２０日週から、米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ） のヘルスケア部門と提携し、新型コロナ治療で必要な人工呼吸器の生産を始める。

他の自動車メーカー大手では、フィアット・クライスラー・オートモービズ（ＦＣＡ） が先週、北米工場を４月１３日に再開する方針を発表。ゼネラル・モーターズ（ＧＭ） は明確な生産再開の日程を示していない。