豪「戦時内閣」の焦点は雇用に＝モリソン首相

　オーストラリアのモリソン首相は５月２９日、新型コロナウイルスの感染拡大をうまく抑制できた後は失業率低下に注力した「戦時内閣」会合を毎月開くと表明した。５月２６日、シドニーで撮影（２０２０年　ロイター/Loren Elliott）

［シドニー　２９日　ロイター］ - オーストラリアのモリソン首相は５月２９日、新型コロナウイルスの感染拡大をうまく抑制できた後は失業率低下に注力した「戦時内閣」会合を毎月開くと表明した。

首相は３月、対新型コロナ戦略を練るため、「戦時内閣」として知られる州・準州トップを集めた定例会合を開いた。

この会合では屋外での集会制限、パブの閉鎖、カフェ・レストランのサービスをテークアウトに制限することを決定。失業率は約１０％に上昇した。

４月には、７月までに全ての社会的距離制限の撤廃方針で合意。モリソン首相は雇用に焦点を移すと表明した。

首相は記者団に対し、内閣は雇用押し上げに向けた改革プロセスを推進すると述べた。