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バイデン氏、激戦州ペンシルベニア訪問 トランプ氏が暴力助長と非難

ロイター / 2020年9月1日 7時46分

 8月31日、米民主党の大統領候補となったバイデン前副大統領は、激戦州の東部ペンシルベニア州で演説した(2020年 ロイター/Alan Freed)

[ピッツバーグ 31日 ロイター] - 米民主党の大統領候補となったバイデン前副大統領は31日、激戦州の東部ペンシルベニア州で演説し、人種差別や警察の暴力に抗議する各地の抗議デモについて、暴徒や略奪者は訴追すべきだと述べたほか、トランプ大統領が暴力をあおっていると非難した。

バイデン氏を犯罪に弱腰と批判するトランプ氏に対し、これまでで最も強い姿勢で反論した。

バイデン氏は「暴動は抗議行動ではない。略奪は抗議ではない。放火も抗議ではない。無法行為なのは単純明白で、当事者は訴追されるべきだ」と述べた。

世論調査でバイデン氏にリードを許しているトランプ氏は、自らの支持者にアピールするとともに、より幅広い層に支持を広げるため、「法と秩序」を重視する姿勢を強調し、共和党全国大会でもこのテーマを前面に打ち出した。

バイデン氏は演説で、トランプ氏が混乱を招いているとし「この大統領はずっと前に一切の道徳的リーダーシップを放棄した。彼に暴力を止めることはできない。なぜなら自ら暴力をあおってきたからだ」と述べた。

トランプ氏はバイデン氏の演説についてツイッターに「暴徒や無政府主義者、扇動者、略奪者」よりも警察を非難しているようだ、と書き込んだ。

バイデン氏はこれまでに、抗議デモでの混乱を繰り返し非難する一方、「不当な警察の暴力」には法の裁きが必要だとして、平和的な抗議活動を擁護してきた。

この日の演説では、トランプ大統領の下では新型コロナウイルス感染症で週に何千人もの死者が出て経済が打撃を受けるなど、米国は安全を確保できないとも強調。新型コロナや犯罪、人種差別による暴力、「悪い警官」に脅かされない国、「あと4年のトランプ政権という危険から守られた」国の実現を訴えた。

ペンシルベニア州は2016年大統領選でトランプ氏の勝利に寄与した重要州だ。バイデン氏は3月以降、主にデラウェア州の自宅を拠点に選挙戦を展開してきたが、陣営によると、今後は選挙の行方を左右する州での遊説を増やす方針だ。トランプ大統領とペンス副大統領も今週、ペンシルベニア州を訪れる。

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