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イスラエル高官がUAE訪問、米での国交正常化署名に向け

ロイター / 2020年9月1日 8時40分

 8月31日、アラブ首長国連邦(UAE)と国交正常化で合意したイスラエルの高官が、米高官とともにUAEを訪れた。写真中央は米国のクシュナー大統領上級顧問。提供写真(2020年 ロイター/Ministry of Presidential Affairs/WAM)

[アブダビ 31日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)と国交正常化で合意したイスラエルの高官が31日、米高官とともにUAEを訪れた。国交正常化の合意文書をまとめるための歴史的な訪問だ。

米訪問団の一員としてUAEを訪れている米国のクシュナー大統領上級顧問は、UAEの動きに反発しているパレスチナに対し「過去に縛られる」べきではないと表明。「彼ら(パレスチナ)は交渉の場につかなければならない。彼らに対して和平は用意され、彼らがそれを受け入れる用意があれば、すぐさま機会が用意されるだろう」と述べた。

UAE、イスラエル、米国は共同声明で、パレスチナ指導部に対してイスラエル側と再度向き合うよう求めた。

イスラエルと米国の訪問団は、テルアビブとUAEを結ぶ初のイスラエル商業直行便を利用。同便はサウジアラビア領空を飛行した。米訪問団を率いているのはクシュナー氏とオブライエン大統領補佐官で、イスラエル訪問団はオブライエン氏のカウンターパートに当たるメイル・ベンシャバト氏が率いている。

イスラエルとUAEは今回、経済、科学、貿易、文化協力について話し合う。イスラエル外務省報道官によると、両国間の直行便についても協議する。

イスラエル当局者は今回の訪問を受けて、早ければ9月にもワシントンでイスラエルのネタニヤフ首相とUAEアブダビ首長国のムハンマド皇太子による署名式典に至ることを期待。実現すれば11月に大統領選を控えるトランプ米大統領にとって、外交政策の実績となりそうだ。

一方、パレスチナ自治区のガザを実効支配するイスラム組織・ハマスは、声明文でUAEを非難。イスラエル高官による今回のUAE訪問は「パレスチナ人の背中を刺すものだ」と指摘した。

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