英の度量衡法改正、政府が意見公募へ 「帝国単位」全面復活目指す
ロイター / 2022年5月31日 10時45分
英政府は、今週のエリザベス女王在位70年記念式典に合わせて、欧州連合(EU)離脱によって可能になった度量衡法改正に関する意見公募を開始する。写真はロンドン市内のマーケット、30日撮影(2022年 ロイター/Henry Nicholls)
[ロンドン 30日 ロイター] - 英政府は、今週のエリザベス女王在位70年記念式典に合わせて、欧州連合(EU)離脱によって可能になった度量衡法改正に関する意見公募を開始する。ジョンソン首相は離脱で使用に制約がなくなったポンドやオンスといった英国伝統の「帝国単位」を全面的に復活させたい考えだ。
EUは加盟国に通常メートル法を義務付ける。英国はEU加盟時、一部では帝国単位の使用が認められていたが、ほとんどの公式計量単位はグラム、キログラム、トンといったメートル法が適用されていた。時速制限表示はマイル、ビールや牛乳の販売はパイントが残ったものの、砂糖など大半の製品販売はグラムやキログラム表示が義務付けられるといった具合だ。英政府は離脱を機に、膨大な規制について国益に沿うかどうかの見直しを進めている。
首相報道官は30日、メートル法に基づいた製品販売を義務付けるEU規制を巡り、ジョンソン氏が国民に今週、意見を求めたい姿勢をはっきり打ち出したと述べた。
ロンドンの街中では帝国単位の復古を歓迎する声が聞かれた一方、復活に意味がないとして、むしろ混乱を懸念する意見もあった。
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