英ＧＳＫ、米バイオのアフィニバックスを最大33億ドルで買収

　５月３１日、英製薬大手ＧＳＫは、米バイオテクノロジーのアフィニバックスを最大３３億ドルで買収することに合意した。写真はGSKのロゴ。１月撮影（２０２２年　ロイター/Dado Ruvic）

［３１日　ロイター］ - 英製薬大手ＧＳＫは３１日、米バイオテクノロジーのアフィニバックスを最大３３億ドルで買収することに合意した。アフィニバックスは、肺炎球菌感染症などの次世代ワクチンを開発している。

ＧＳＫは７月にコンシューマー部門を分離する計画。ワクチン事業を強化するため、新製品の開発が必要になっている。ファイザーやモデルナなどのｍＲＮＡ技術を用いたワクチンとの競争も激化している。

今回の買収では、契約一時金（アップフロント）として２１億ドルを支払うほか、開発の進捗に応じて最大１２億ドルのマイルストーンを支払う。

ＧＳＫは先月、米がん治療薬開発のシエラ・オンコロジーを現金１９億ドルで買収すると発表している。