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完全失業率9月は2.6%に改善、人手不足 有効求人倍率1.29倍で横ばい

ロイター / 2023年10月31日 9時10分

総務省が31日発表した9月の完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月(2.7%)から低下した。厚生労働省が発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は1.29倍で、前月と同水準だった。写真は2021年1月、都内で撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Kentaro Sugiyama

[東京 31日 ロイター] - 政府が31日に発表した9月の雇用関連指標は、完全失業率が季節調整値で2.6%と、前月から0.1ポイント改善した。経済正常化に伴う人手不足が影響しているとみられる。厚生労働省が発表した有効求人倍率は1.29倍となり、前月と同水準だった。

完全失業率はロイターの事前予測調査で2.6%、有効求人倍率は1.30倍と見込まれていた。

総務省によると、9月の就業者数は季節調整値で6756万人と、前月に比べて6万人増加。一方、完全失業者数は前月に比べて8万人減少し177万人となった。より良い条件を求めている人が就職したことが数字に表れているとみられ、総務省の担当者は労働市場環境について「悪くないのではないか」との見方を示している。

<新規求人には物価高の影響も>

有効求人倍率は仕事を探している求職者1人当たり、企業から何件の求人があるかを示す。

厚労省によると、9月の有効求人数(季節調整値)は前月から0.02%減、有効求職者数(同)は0.1%減と、ともにほぼ横ばいで、有効求人倍率も動かなかった。

9月の新規求人数(原数値)は前年同月比で3.4%減となった。厚労省の担当者によると、製造業や建設業などから、人手不足だが物価高の影響で求人を出すには至らなかったとの声が聞かれたという。

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