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ECB、一部銀行の改革「失望するほど遅い」=銀行監督委員長

ロイター / 2023年10月31日 9時37分

10月30日、ECB銀行監督委員会のエンリア委員長は、一部の銀行の中核的な問題へのECBの取り組みが「失望するほど遅い」という認識を示した。写真は2017年9月、ロンドンで撮影(2023年 ロイター/Afolabi Sotunde)

Huw Jones

[ロンドン 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のエンリア委員長は30日、一部の銀行の中核的な問題へのECBの取り組みが「失望するほど遅い」という認識を示した。

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで講演し、銀行のビジネスモデルの持続可能性や、資本バッファーを十分な水準まで積み上げることに何年も注力してきた銀行の経営方法など、銀行の問題に取り組むのは必ずしも容易ではないと指摘。

「ECBでの実績はまちまちだ。効果的な是正や内部ガバナンスの改革を推進することで一定の成功を収めているが、場合によっては失望するほど進展が遅い」と述べた。

その上で「確認された弱点に対処しなければ、今春のクレディ・スイスや一部の米地銀のように、銀行の存続危機につながりかねない」と語った。

また、銀行間でクロスボーダーの統合が進めば、業界の基盤が強化されるだろうとしつつ、EU諸国からの支持が欠けていると指摘。

「厳しい現実は、統合の欠如がわれわれの制度設定に危険な断層を作り出しているということで、これは効果的な監督だけでは解決できない。しかしシステムが再び崩壊すれば、その修復は非常に困難でコストがかかるだろう」と述べた。

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