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米ウォルマート、2年で90億ドル投じ店舗刷新へ

ロイター / 2023年10月31日 10時10分

米小売り大手ウォルマートは30日、今後2年間で90億ドル以上を投じて全米4717店舗中1400店舗余りを刷新し、レイアウトの改善、品ぞろえの拡充、新たな設備の導入などに取り組む計画を発表した。写真は6月7日、ニュージャージー州テターボロで撮影(2023年 ロイター)

Siddharth Cavale

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米小売り大手ウォルマートは30日、今後2年間で90億ドル以上を投じて全米4717店舗中1400店舗余りを刷新し、レイアウトの改善、品ぞろえの拡充、新たな設備の導入などに取り組む計画を発表した。

広報担当者によると、計画に先行し、11月3日には30州にある117店舗がモデルケースとして再開する予定だ。

米国が急激なインフレに見舞われる中、ウォルマートの低コストで薄利の生鮮食品は多くの消費者を引きつけてきた。だが同社は、単なる安売り店から、ファッショナブルな日用品や衣料も買える場所へとイメージを刷新したい意向だ。

そうした取り組みの一環として今年、ニュージャージー州など数カ所で「ストアーズ・フォー・ザ・フューチャー(未来の店舗)」と呼ぶコンセプト店舗の運営を実験的に開始。売り上げが最大20%増えるなど成功を収めており、今回の計画ではこれを全国展開する。

刷新後の店舗は最新版のトイレやLED照明を備えるほか、店内の案内表示も明るく分かりやすくする。

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