ガザへの支援物資搬入、ケレムシャローム検問所開通を＝国連

　１０月３０日、国連は、パレスチナ自治区ガザに支援物資を届けるには複数の境界検問所が必要との認識を示し、イスラエルが管理するケレムシャロームが十分な数のトラックを受け入れることができる唯一の検問所だとして開通するよう求めた。写真は国連のロゴ。ニューヨークで２０２０年９月撮影（２０２３年　ロイター／Mike Segar）

Michelle Nichols

[国連 ３０日 ロイター] - 国連は３０日、パレスチナ自治区ガザに支援物資を届けるには複数の境界検問所が必要との認識を示し、イスラエルが管理するケレムシャロームが十分な数のトラックを受け入れることができる唯一の検問所だとして開通するよう求めた。

支援物資を運ぶトラックはこの１週間、エジプトとの境界にあるラファ検問所を経由してガザに搬入されているが、国連は約２３０万人のガザ民間人が必要とする規模に比べて不十分だとしている。

米国はイスラエル、エジプト、国連との交渉を主導し、ガザへの援助を持続的に届ける仕組みをつくろうとしている。トーマスグリーンフィールド国連大使は、ガザに入るトラックの数を「緊急に拡大しなければならない」と述べた。