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午後3時のドルは150円前半へ再上昇、日銀会合後に円売り

ロイター / 2023年10月31日 15時42分

 10月31日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準からドル高/円安の150円前半で取引されている。写真は米ドル紙幣。昨年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 31日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準からドル高/円安の150円前半で取引されている。日銀はきょうの金融政策決定会合でイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)の運用柔軟化を決めたが、緩和スタンスに変化はないとの見方から円が売り戻された。

正午過ぎに日銀が会合結果を発表すると、ドルは149円半ばを上下した後、午後にかけて150円前半へじり高となった。変更内容が事前報道の範囲内であったうえ、日銀が声明に「粘り強く緩和を継続する」などと引き続き明記したこともあり、ハト派的との受け止めが広がった。

30日海外市場では、YCC再修正の可能性を伝える日本経済新聞の報道を受け、149円後半から148円後半へ1円近く円が買われていた。

日銀は新たに、10年債利回りの1.0%を上限の「目途」とした上で、連続指し値オペを通じた厳格な金利コントロールから「大規模な国債買い入れと機動的なオペ運営で金利操作を行う」方式に転換し、1%を超える金利上昇を事実上容認する。

円高へ向かう動きが限られたのは「全体的なフォワードガイダンスはハト派なままで、展望リポートの消費者物価見通しも慎重だった」(クレディ・アグリコル銀行の資本市場本部シニア・アドバイザー、斎藤裕司氏)ためだったという。

日銀は同時に公表した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)で、2024年度の消費者物価指数(生鮮食品除く、コアCPI)の上昇率見通しを前回のプラス1.9%から2.8へ大幅に引き上げた。しかし、25年度は1.7%と目標の2%を下回る見通しとした。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 150.22/150.24 1.0598/1.0600 159.22/159.23

午前9時現在 149.09/149.11 1.0612/1.0616 158.25/158.26

NY午後5時 149.09/149.14 1.0614/1.0618 158.20/158.25

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