ANAHDの上期、国際線好調で営業最高益 通期は維持
ロイター / 2023年10月31日 16時25分
10月31日、ANAホールディングスが発表した2024年4─9月期連結業績は、営業利益が前年同期比約4倍の1297億円で、上期として過去最高だった。写真は同社のロゴ。2013年1月、成田国際空港で撮影(2023年 ロイター/Shohei Miyano)
Maki Shiraki
[東京 31日 ロイター] - ANAホールディングスが31日発表した2024年4─9月期連結業績は、営業利益が前年同期比約4倍の1297億円で、上期として過去最高だった。旅客収入が国際線で前年同期から約2.2倍、国内線で同33%ほど増えるなど好調だった。
全日本空輸(ANA)が米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製エンジンの点検作業で1月10日から3月30日の間に1日当たり約30便を減便するが、上期業績が想定以上に好調に推移しているため、通期の連結業績予想は据え置いた。
通期の営業利益予想は1400億円で据え置いた。IBESがまとめたアナリスト14人の予想平均1632億円を下回った。
芝田浩二社長は、P&W製エンジン点検による減便で約80億円の減収、関連費用で営業利益ベースで400億円の影響があると説明した上で、旅客需要は底堅いとし、「業績は期初予想を上回るペースで推移している。さらなる上積みを目指す」と述べた。
今期利益目標達成の確度が高まったことから、期末配当として1株当たり30円の5期ぶりの復配も決めた。
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