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米雇用コスト、第3四半期1.1%上昇 賃金が押し上げ

ロイター / 2023年10月31日 23時28分

米労働省が31日に発表した第3・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比1.1%上昇し、伸びは前四半期の1.0%上昇から加速した。3月2日撮影(2023年 ロイター/Megan Varner)

[ワシントン 31日 ロイター] - 米労働省が31日に発表した第3・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比1.1%上昇し、伸びは前四半期の1.0%上昇から加速した。市場予想の1.0%上昇も上回った。

米連邦準備理事会(FRB)が高金利を当面維持する可能性が高まった。

前年同期比では4.3%上昇と、前四半期の4.5%上昇から鈍化した。

賃金・給与は1.2%上昇。伸びは前四半期の1.0%から加速した。前年同期比では4.6%上昇。前四半期も同率だった。賃金の伸び率は引き続き新型コロナウイルス流行前を上回っている。

民間部門の賃金・給与は1.1%上昇。前四半期の1.0%上昇から加速した。前年同期比では4.5%上昇した。

州・地方政府部門の賃金・給与は1.8%上昇。前四半期の0.8%上昇から加速した。教育・保健サービス部門と行政部門の賃金が上昇した。前年同期比では4.8%上昇した。

全部門のインフレ調整後の賃金・給与は前年同期比0.9%上昇。前四半期は1.7%上昇だった。

諸手当は0.9%上昇。前四半期も同率の伸びだった。前年同期比では4.1%上昇した。

ハイ・フリークエンシー・エコノミクスのチーフエコノミスト、ルベーラ・ファルーキ氏は「賃金は引き続き高いペースで上昇している。FRBは再利上げの選択肢を残しておくだろうし、しばらくの間は制約的な政策スタンスを維持するだろう」と述べた。

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