ガザ北部の難民キャンプにイスラエル軍の空爆、少なくとも50人死亡か

イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ北部のジャバリア難民キャンプが３１日、イスラエル軍の空爆を受け、パレスチナ人少なくとも５０人が死亡した。パレスチナ保健当局が発表した。写真は１０月３１日、攻撃を受けたガザ北部のジャバリア難民キャンプ（２０２３年　ロイター／Fadi Whadi）

［ガザ／エルサレム／ワシントン　３１日　ロイター］ - イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ北部のジャバリア難民キャンプが３１日、イスラエル軍の空爆を受け、パレスチナ人少なくとも５０人が死亡した。パレスチナ保健当局が発表した。

付近の病院関係者によると、５０人超の死者に加え、１５０人が負傷した。

イスラエル軍の報道官はＣＮＮに対し、ジャバリア難民キャンプ近辺にハマス高官がいたとし、難民キャンプがイスラエル軍の攻撃を被ったと明らかにした。

ハマスは声明で、ジャバリアで４００人の死傷者が出ていると発表したが、ロイターは独自にこの情報を確認できていない。

国連のグテレス事務総長は３１日、衝突に巻き込まれている民間人の保護を改めて訴え、「国際人道法は無視できない明確な規則を定めている」と強調した。