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米テスラ、オートパイロット巡る訴訟で陪審が責任なしと評決

ロイター / 2023年11月1日 7時38分

米テスラの自動運転支援システム「オートパイロット」が死亡事故につながったとして起こされた訴訟で、カリフォルニア州リバーサイド郡裁判所の陪審は31日、テスラに責任はないとする評決を下した。写真は同州コスタメサで2020年10月撮影(2023年 ロイター/Mike Blake)

Dan Levine Hyunjoo Jin

[31日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの自動運転支援システム「オートパイロット」が死亡事故につながったとして起こされた訴訟で、カリフォルニア州リバーサイド郡裁判所の陪審は31日、テスラに責任はないとする評決を下した。

この訴訟は、2019年にロサンゼルス東部の高速道路を時速65マイル(時速105キロメートル)で走行中のテスラの「モデル3」が突如、車線から外れて街路樹に激突して炎上、運転者は死亡して同乗者2人が重症を負った事故を巡り起こされた。原告は、オートパイロットが事故を引き起こしたと主張している。

これに対しテスラは、運転者が乗車前に飲酒していたと指摘。事故当時、オートパイロットが起動されていたかどうかは明らかではないと主張していた。

陪審は評決で、テスラ車に製造上の欠陥があったとは断言できないと指摘した。

テスラの広報と原告の代理人は評決についてコメントしていない。

テスラはオートパイロットを巡り他にも数件の訴訟や連邦当局の調査に直面しているため、この評決は同社にとって大きな勝利といえそうだ。

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