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アジアでの軍事演習、中国は規模や内容でなお米に及ばず=調査

ロイター / 2024年5月31日 9時52分

 アジア地域で米中両国は近年ともに軍事演習を大幅に拡大しているが、中国側の演習はまだ規模や内容の面で米国に及ばない――。ロンドンに拠点を置くシンクタンク、国際問題戦略研究所(IISS)は5月31日に公表したリポートでこうした見方を示した。写真は3月20日、ソウルの北200キロの場所で合同演習をする米韓の兵士。代表撮影(2024年 ロイター)

Gerry Doyle

[香港/シンガポール 31日 ロイター] - アジア地域で米中両国は近年ともに軍事演習を大幅に拡大しているが、中国側の演習はまだ規模や内容の面で米国に及ばない――。ロンドンに拠点を置くシンクタンク、国際問題戦略研究所(IISS)は31日に公表したリポートでこうした見方を示した。

IISSは、米国がアジア諸国とともに実施した1113件の演習と、中国が行った130件の演習を分析。最終的に米国はアジア地域で中国に対する優位を失ってしまうかもしれないが、中国にも実戦経験の不足や、演習において「地域の緊急事態に備えるにしては、なお内容が良く練られておらず、筋書きが過剰」という課題があると指摘した。

その上で、米国はアジアのほぼ全ての国との非常に多くの演習を通じて地域での優位を保とうとする一方、中国は少数のパートナーとの演習での結びつきを強化することで米国との差を埋めようとすると予想している。

IISSによると、中国はインド洋を重視する姿勢も強めているという。

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