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イスラエル前国防相率いる中道政党、ネタニヤフ首相への圧力強化

ロイター / 2024年5月31日 10時51分

イスラエル戦時内閣に加わるガンツ前国防相(写真)が率いる中道政党は30日、議会解散を求める法案を提出した。2023年11月、キリヤット・シュモナで撮影(2024年 ロイター/Evelyn Hockstein)

Ari Rabinovitch

[エルサレム 30日 ロイター] - イスラエル戦時内閣に加わるガンツ前国防相が率いる中道政党は30日、議会解散を求める法案を提出した。ガンツ氏が内閣離脱も視野にパレスチナ自治区ガザ統治計画策定を要求したことに続き、ネタニヤフ首相への圧力を強めた形だ。

同党は「安全保障、経済、イスラエル社会における難局を乗り切るため、広範で安定した統一政府を樹立する必要がある」との声明を出した。

ただ、120議席中わずか8議席を占めるに過ぎないため、ネタニヤフ氏の政党「リクード」と強硬右派連合はガンツ氏抜きでも過半数の議席を維持できる。

ガンツ氏は昨年10月7日のイスラム組織ハマスによる攻撃の直後に政権に参加。戦時内閣の一員としてガザ攻撃遂行を支えてきたが、戦争が長引くにつれて内部の緊張が高まっている。

最近の世論調査によると、ネタニヤフ氏の主要な政敵として存在感を強めているガンツ氏は、総選挙が実施された場合に最も多くの票を獲得すると見込まれている。

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