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TikTok、レコメンドアルゴリズムの複製を作成中=関係筋

ロイター / 2024年5月31日 11時13分

 5月30日、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社は、1億7000万人の米ユーザー向けのレコメンド(推奨)機能に使われているアルゴリズムの複製作りに取り組んでいる。写真はボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで2019年11月撮影(2024 ロイター/Dado Ruvic)

Krystal Hu

[30日 ロイター] - 中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社は、1億7000万人の米ユーザー向けのレコメンド(推奨)機能に使われているアルゴリズムの複製作りに取り組んでいる。複製版によって親会社である中国のネット大手、字節跳動(バイトダンス)から運用を切り離し、ティックトックに対する規制の導入を求める米議会の強硬な姿勢を変えられる可能性がある。複数の関係筋が明らかにした。

米議会では昨年末にティックトックに対して米事業の売却を迫る法案審議が熱を帯びていたが、バイトダンスはこれに先立ってレコメンドアルゴリズムのプログラムの分離を指示していた。米議会は米事業の中国資本からの分離(米国資産の売却)を義務付け、従わない場合はアプリ利用を禁止する法案を可決し、バイデン大統領が署名して4月に法律となった。

関係筋によると、プログラムを分離すれば米事業を分離する土台が整うが、今のところ分離の予定はないという。バイトダンスはこれまで米事業を売却する予定はなく、売却は不可能だと説明してきた。

バイトダンスは当初、コメント要請に応じなかったが、その後X(旧ツイッター)に「今日報じられたロイターの記事は誤解を招く内容であり、事実と異なる」と投稿した。不正確な点について具体的な指摘はなかった。

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