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米政府高官、中国外務次官と会談 前日に制裁警告

ロイター / 2024年5月31日 13時46分

 米国のキャンベル国務副長官とファイナー大統領副補佐官(国家安全保障担当)は30日、中国の馬朝旭外務次官とワシントンで会談した。写真は米国と中国の国旗。4月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ワシントン 30日 ロイター] - 米国のキャンベル国務副長官とファイナー大統領副補佐官(国家安全保障担当)は30日、中国の馬朝旭外務次官とワシントンで会談した。

米政府は前日、中国指導部がウクライナでのロシアの戦争を支援していると非難し、米国や他の北大西洋条約機構(NATO)加盟国がさらなる制裁を科す可能性があると警告している。

会見した米国務省のパテル副報道官は、キャンベル氏と馬氏の会談について、米中の競争を責任ある形で管理する過去1年間の集中的な外交活動の一環であり、こうした高官レベルの接触がさらに増えると予想していると発言。

その上で、米国、主要7カ国(G7)、欧州連合(EU)、NATO諸国は、ロシアに対する中国の支援が「ウクライナの安全保障を脅かすだけでなく、欧州の安全保障も脅かす」との見解で一致していると述べた。

中国指導部が制裁対象になるのかとの質問には詳細なコメントを控えたが、「中国がロシアの防衛産業基盤への支援を抑制しなければ、米国はさらなる措置をとる用意がある」と語った。

またホワイトハウスによると、ファイナー氏も30日に馬氏と会談し、麻薬対策、台湾海峡、ウクライナ戦争、朝鮮半島の非核化に向けた取り組みなどについて協議した。

中国の謝鋒駐米大使は、馬氏とファイナー氏が「率直で、掘り下げた、建設的な」協議を行ったとXに投稿。馬氏は米政府に対し「中国の主権、安全保障、発展の利益を真剣に尊重すべきだ」と強調したという。

同大使によると、馬氏はサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)とも会談し「二国間関係の重要な問題」について協議した。

一方、中国国営メディアは31日、米国が中国の主権と核心的問題における安全保障上の利益を侵害したり脅かし続ける、あるいは中国企業の発展を抑えるならば、中国にはさらに強力な対抗手段がある、と伝えた。

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