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インド中銀、ルピー安定化へ新規介入手段 内容は非公表

ロイター / 2024年5月31日 13時13分

 インド準備銀行(中央銀行)は30日発表した年次報告書(2023年4月―24年3月)で、通貨ルピーの対ドルでの過度な変動を抑えて秩序ある値動きを確保するため、今年度に新しい手段を用いて「外国為替市場への介入手段を強化する」と表明した。写真はムンバイの同中銀本部で2016年2月撮影(2024年 ロイター/Danish Siddiqui)

Swati Bhat

[ムンバイ 30日 ロイター] - インド準備銀行(中央銀行)は30日発表した年次報告書(2023年4月―24年3月)で、通貨ルピーの対ドルでの過度な変動を抑えて秩序ある値動きを確保するため、今年度に新しい手段を用いて「外国為替市場への介入手段を強化する」と表明した。

ただ、具体的な中身は明らかにしなかった。

インド中銀は既にルピー相場のボラティリティーを抑える戦術を変えている。予め約定したフォワードレートと満期時レートとの差金のみをドルなど指定通貨で決済するノン・デリバラブル・フォワード(直物為替先渡取引、NDF)取引が、外貨準備高に大きく依存する直物(スポット)市場への介入を上回っている。

年次報告書によると、同中銀の24年3月期純利益は141%急増した。主に引当金減少により支出が大幅に圧縮されたことが要因だった。

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