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主要新興国への純資本流入、今年32%増へ IIFが予測

ロイター / 2024年5月31日 15時11分

 5月30日、 国際金融協会(IIF)は29日遅く公表した報告書で、今年の主要新興国への純資本流入額が32%増の9030億ドルに達するとの見通しを示した。2022年撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Rodrigo Campos

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)は29日遅く公表した報告書で、今年の主要新興国への純資本流入額が32%増の9030億ドルに達するとの見通しを示した。

海外直接投資(FDI)が大幅に回復するほか、株式市場にも資金が流入する見通し。報告書は中国、インド、ロシア、メキシコなど新興国25カ国を対象にしている。

報告書は「世界的な『ソフトランディング(軟着陸)』シナリオは新興国への資本流入にプラスに働く」とし「新興国の貿易回復を背景に国際貿易にもここ数カ月で緩やかな回復の兆しが見られる」と述べた。

今年のFDI純流入額は4260億ドルに急増する見通し。海外からのポートフォリオ投資(ネットベース)は昨年の1610億ドルから2590億ドルに増加するとみられている。中国の緩やかな回復が背景。

中国を除くアジアでは、力強い経済成長と良好なマクロ経済ファンダメンタルズを受けて海外資本の流入が回復する見通し。

インドについては、国債がJPモルガンのインデックスに来月組み入れられることを受けて「自国通貨建て国債への資金流入が増え、債券利回りの低下とルピーの一定の下支えにつながる可能性がある」と指摘した。

ロシアではFDIの流出が続く見通しだが、ハンガリーへのFDI増加などを受けて、欧州新興国は純流入になるとみられている。

中南米については、今年から来年にかけて多額の資本が流入すると予測。「この地域は、世界的な商品生産国としての地位、地政学的紛争から離れた戦略的立地、主要貿易相手国の堅調な成長、グローバル供給網の再編成に起因するニアショアリングの機会といった恩恵を引き続き受ける」と指摘した。

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