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日経平均は4日ぶり反発、自律反発期待の買いで バリュー株優位

ロイター / 2024年5月31日 15時39分

 5月31日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比433円77銭高の3万8487円90銭と、4営業日ぶりに反発して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Mayu Sakoda

[東京 31日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比433円77銭高の3万8487円90銭と、4営業日ぶりに反発して取引を終えた。前日までの3日続落の反動で、幅広い業種で自律反発狙いの買いが入った。世界的にインフレの長期化で金利上昇傾向が続く中、証券などの金融株がしっかり。ハイテク株に対してバリュー株優位の展開となった。

日経平均は前営業日比119円高で寄り付き、直後に上げ幅を縮小する場面もみられたが、再びじりじりと上値を伸ばして大引け間際には433円高の3万8487円90銭で高値を付けた。前日の米市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の低下を受けて、指数寄与度の高い半導体関連株はさえなかった。

みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジストは「米エヌビディアや人工知能(AI)関連への一極集中の相場が崩れてきている」と話す。金利上昇相場とも相まって、資金は幅広いバリュー株に向かっているという。

東証株価指数(TOPIX)は1.7%高の2772.49ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.7%高の1427.16ポイント。プライム市場の売買代金は7兆7612億6000万円。売買代金はモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)のリバランスがあり、大引けで膨らんだ

東証33業種では全業種が値上がりで、証券、電気・ガス、石油・石炭製品、不動産、鉄鋼、医薬品などがしっかりだった。

主力株では、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、リクルートホールディングス、TDKなどがしっかり。東京エレクトロン、オムロンはさえなかった。

フジ・メディア・ホールディングスは8.38%高。英投資会社ライジング・サン・マネジメントが30日、同社の経営陣にMBO(経営陣が参加する買収)を提案する書簡を送付したと発表し、手掛かりになった。

自社株買いを実施すると発表した関西ペイントは13.79%高で値上がり率トップ、転換社債(CB)を発行すると発表した名古屋鉄道は9.88%安で値下がり率トップだった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が2.69%高の618.49ポイントと、3営業日ぶりに反発した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1512銘柄(91%)、値下がりは117銘柄(7%)、変わらずは18銘柄(1%)だった。

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