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韓国年金基金、リスク資産・代替投資拡大へ 収益向上狙う

ロイター / 2024年5月31日 17時46分

5月31日、世界3位の年金基金である韓国の国民年金公団(NPS)は、リスク資産の比率を引き続き増やす計画。ソウルで2013年9月撮影(2024年 ロイター/Lee Jae-Won)

[ソウル 31日 ロイター] - 世界3位の年金基金である韓国の国民年金公団(NPS)は、リスク資産の比率を引き続き増やす計画。オルタナティブ(代替)投資も拡大する。

保健福祉省が31日、5年間のポートフォリオ管理計画の年次見直しで明らかにした。各資産クラスの目標比率と目標リターンを前年から据え置いた。

2029年末までに総資産の55%を株式、30%を債券、15%をオルタナティブ資産に配分する。今後5年間の目標リターンは5.4%。

同省は「所定のリスク限度内で長期的な収益を最大化するという目標と、ファンドの運用による市場への影響を考慮して、資産配分目標を決定している」と述べた。

NPSは現在、急速な高齢化で55年に資金が枯渇すると予想されており、リスク資産や海外資産への投資を増やしている。

25年末までに資産の14.9%を国内株式、35.9%を外国株式、26.5%を国内債券、8.0%を外国債券、14.7%をオルタナティブ資産とする計画。

NPSの運用資産は3月末時点で総額1101兆3000億ウォン(7946億5000万ドル)。全体の47.5%は株式、36.7%は債券、15.8%はオルタナティブ資産となっている。

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