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原油先物は反発、イスラエルのヒズボラ報復攻撃で 上値は重い

ロイター / 2024年7月31日 10時28分

アジア時間の原油先物は前日に付けた7週間ぶりの安値から反発している。イスラエルがレバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラに報復攻撃を行ったことから地政学的な緊張が高まった。写真は2023年6月、ロシアのタタルスタン共和国で撮影(2024年 ロイター/Alexander Manzyuk)

Florence Tan

[シンガポール 31日 ロイター] - アジア時間の原油先物は前日に付けた7週間ぶりの安値から反発している。イスラエルがレバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラに報復攻撃を行ったことから地政学的な緊張が高まった。ただ、中国の需要を巡る懸念などから上値は依然として重い。

0020GMT(日本時間午前9時20分)時点で、北海ブレント先物の期近物は31日の期日を控え、0.39ドル(0.5%)高の1バレル=79.02ドル。より活発に取引されている10月限は0.47ドル高の78.54ドル。

米WTI原油先物は0.52ドル(0.7%)高の75.25ドル。ブレント、WTIともに前日には約1.4%下落し、7週間ぶりの安値で取引を終えていた。

イスラエル軍は30日、レバノンの首都ベイルートを空爆し、ヒズボラの司令官を殺害したと発表した。27日に起きたゴラン高原へのロケット弾攻撃の報復としている。

中東情勢の緊迫化を受け、この日は下げの一部を回復する展開となっているが、月間ではブレント、WTIともに2023年以来の大幅な下落率を記録する見通しだ。

IGのアナリスト、トニー・シカモア氏は、中国の需要見通しに対する懸念や、パレスチナ自治区ガザでの停戦に向けた楽観的な見方などを背景に原油価格は下落してきたと指摘した。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の今週の会合で、10月以降減産幅を縮小するという現行方針が変更される可能性は低いとの見方も重しになっているという。

OPECプラスは8月1日に合同閣僚監視委員会(JMMC)を開く。

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