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米AMD、AI向け半導体の通期売上高見通しを上方修正

ロイター / 2024年7月31日 10時59分

米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズは30日、今年通期の人工知能(AI)向け半導体の売上高見通しを5億ドルほど上方修正した。写真は2023年2月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo/Illustration)

Max A. Cherney Arsheeya Bajwa

[30日 ロイター] - 米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズは30日、今年通期の人工知能(AI)向け半導体の売上高見通しを5億ドルほど上方修正した。AI向け半導体の需給は2025年末まで逼迫すると見込んだ。

ADMのリサ・スー最高経営責任者(CEO)は四半期決算発表後の電話会見で、2024年のAI向け半導体の売上高見通しを従来の40億ドルから45億ドルに引き上げた。

AMDが設計したAI向け半導体は、大半がクラウドコンピューティング大手に販売されている。専門家や市場関係者はAMDのAI向け半導体について、市場で圧倒的なシュアを握るエヌビディアに対抗できる可能性を秘めていると考えている。

AMDの主要法人顧客としてはメタ・プラットフォームズやマイクロソフトなどが挙げられる。

AMDが30日発表した第2・四半期決算は、売上高が前年同期比9%増の58億ドルとなり、市場予想の57億2000万ドルを上回った。調整後の1株利益は0.69ドルで、市場予想の0.68ドルより高い水準だった。

部門別では、データセンター部門の売上高が115%増の28億ドルと大きく伸びた。AI向け半導体の売上高は四半期として初めて10億ドルを超えた。

AMDは今年第3・四半期の売上高を、67億ドルを中心とする上下3億ドルの範囲と予想。LSEGが集計したアナリスト予想平均は66億1000万ドルとなっていた。調整後の粗利益率は約53.5%と予想、市場予想は53.6%だった。

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