バークシャー、7月に米銀BofA株を30億ドル以上売却

著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイは今月、値上がりしていた米銀大手バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）の株式７１２０万株、３０億５０００万ドル相当を売却して利益を確定した。写真は５月３日、ネブラスカ州オマハで撮影（２０２４年　ロイター/Scott Morgan）

Jonathan Stempel

[３０日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイは今月、値上がりしていた米銀大手バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）の株式７１２０万株、３０億５０００万ドル相当を売却して利益を確定した。２９日夜の規制当局への提出書類で、最新の売却状況が明らかになった。

バークシャーは１７日から売却を進めており、今回新たに２５日から２９日にかけて１８４０万株を７億６７００万ドルで売却したことが分かった。この結果、２９日夜時点でバークシャーが保有するＢｏｆＡ株は９億６１５０万株に減少したが、保有比率は１２．４％と、引き続き最大株主の座は維持している。

バークシャーは保有比率が１０％を下回るまで、株式売却を当局に報告する義務がある。

ＢｏｆＡ株は昨年１０月末から６６％程度上昇している。バフェット氏は長年、同行のブライアン・モイニハン最高経営責任者（ＣＥＯ）による経営を支持してきた。