米カリフォルニア州の森林火災拡大、ロサンゼルスの面積上回る
ロイター / 2024年7月31日 12時56分
米カリフォルニア州で発生している米国最大規模の森林火災は30日、ロサンゼルス市の総面積を上回る1500平方キロ超に拡大した。州都サクラメント北部ジョーンズビルで28日撮影(2024年 ロイター/Fred Greaves)
Rich McKay
[30日 ロイター] - 米カリフォルニア州の消防当局によると、同州で発生している米国最大規模の森林火災は30日、ロサンゼルス市の総面積を上回る600平方マイル(1500平方キロ)超に拡大し、州都サクラメント北部の自然保護区で数千人の消防士が消火活動に当たった。
火災はサクラメントの北約145キロにあるセントラルバレーで発生。カリフォルニア州以外からも消防士が加わり、24時間体制で5500人以上が消火に当たっている。
カリフォルニア州の消防当局者は、枯れ草、低木、木材など「燃えやすい燃料がたくさんあり、現場到達が困難。現場に人を派遣するのに2─3時間かかる可能性がある」と述べた。
米国立気象局の気象学者アシュトン・ロビンソン・クック氏は、30日に雷雨の可能性が少しあるものの、その後降雨はなく極度の乾燥と猛暑が続くと予想。31日には気温が摂氏37.8度に達し、週明けまでこのレベルの高温が続く可能性があるとした。相対湿度は7%まで低下する見込みという。
消防当局者らによると、30日時点の鎮火率は14%で、4000人以上が避難、192棟以上の建物が損壊している。死傷者は報告されていない。
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